相続人が複数いる場合

サスペンスドラマなどでは、遺産争いなどで殺人が頻繁に発生していますが、普段は仲の良い親族であってもお金が絡むと途端に骨肉の争いになることも少なくありません。相続の対象者が一人であれば問題ないのですが、複数いるとそれだけ厄介です。

 

マイカーローンの契約者が死亡した場合、損得勘定に応じて相続するかしないかを決める「限定承認」についても、複数の相続人がいると少し面倒です。

 

限定承認をする場合、相続人が複数いる場合にはその相続人全員で申述を行わなければなりません。

 

相続人の中で、「私はマイカーローンの借金がいくらあろうとも関係なく相続する」と主張して、単独承認を選択したとしましょう。そうなると、他の相続人がマイカーローンの限定承認を希望したとしても、1人でも単純承認してしまった人がいるのであれば成立しません。

 

これは、相続人の1人がマイカーローンの相続開始を早く知り、相続開始から3か月後に相続が自動成立する「法定単純承認」が適用されたとしても、同じです。

 

逆に、相続人のうち1人が「どうせマイカーローンの借金の方が多いに決まってるから、私は絶対に相続したくない」と言って相続放棄をした場合はどうでしょう。相続放棄をした人は、相続の対象者からは抜けますので、それ以外の相続人全員の同意があれば限定承認をすることは可能です。

 

マイカーローンも借金であるため、契約者が死亡してしまった場合にはその後の手続きにも様々な手間がかかります。なるべく借金であるマイカーローンを残さないためにも、返済をしやすくするような契約をしておくと良いです。

 

今のマイカーローンの返済負担が大きいと感じるならマイカーローンを借り換えることを考えるなどし、返済の負担を軽くするように心がけてください。